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12―64歳、7月1日から発送 広島市のワクチン接種券

2021/6/29 22:46

 新型コロナウイルスワクチンを巡り、広島市が7月1日から、一般接種となる12〜64歳に接種券の発送手続きを始めることが29日、分かった。約77万人の対象者を年齢で分けて段階的に送り、2週間後の14日までには全員に届けられるとみている。予約の受け付け開始は、基礎疾患があるなど優先接種の対象者は接種券が届き次第、それ以外の人は7月31日からと計画している。

 複数の関係者によると、優先接種の対象には、国が示している基礎疾患がある人と高齢者・障害者施設の従事者に加えて、保育所や幼稚園といった福祉施設や介護サービス事業者の職員、障害者、学校の教職員などを市独自に加える。クラスター(感染者集団)の発生状況を踏まえた。

 併せて、働く世代や学生が多い年代への接種を加速させるため、体制を強化する。具体的には、公共交通の便がいい紙屋町(中区)やJR広島駅(南区)の周辺で、新たな集団接種会場を設ける。紙屋町と広島駅周辺では夕方・夜間の接種にも対応し、通勤や通学者が訪れやすいようにする。

 こうした内容は、松井一実市長が30日に記者会見を開いて発表するという。

 ワクチン接種を巡り、市は5月10日、高齢者向けの完了時期を「10月初旬」と公表した。政府目標の「7月末」から遅れたため前倒しを求める声が上がり、市は医師会などの協力で個別と集団の両面で接種体制を強化。1週間当たりの回数を当初の2・2倍の8万2千回とし、7月末の完了を目指す体制を整えた。

 12〜64歳の一般接種は、高齢者の進行状況を踏まえながら時期を検討するとしていた。一方で、市と広島県が設けた大規模会場では空きが目立っていたため、職員が優先接種の対象となる高齢者・障害者の入所施設や保育所・幼稚園などから事前に希望者を出してもらい、先行して接種する対応も取っていた。(余村泰樹) 

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