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島根・鳥取に線状降水帯 13市町48万人に避難情報【動画】

2021/7/7 23:18

氾濫危険水位に達した松江市東出雲町の意宇川=7日午前7時(島根県河川課提供)

 梅雨前線の活発化に伴い、島根県東部と鳥取県中西部で7日朝、線状降水帯に伴う非常に激しい雨が降り、気象庁は中国地方で初めて「顕著な大雨に関する情報」をそれぞれ発表した。松江、鳥取両市は河川が氾濫する恐れがあるとして住民に警戒レベル5の緊急安全確保を発令。避難指示も含め、両県の計13市町が計約48万人を対象に警戒レベル4以上の避難情報を出した。中国地方では10日ごろまで大雨になりやすい状態が続く見通しだ。

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 気象庁は、レーダー解析を基に松江市付近で7日午前5時40分までの1時間に約100ミリの雨が降ったとみて記録的短時間大雨情報も発表。出雲市斐川町で史上最大の1時間75・0ミリ、3時間149・0ミリなど各地で猛烈に降った。

 両県の7日夕のまとめでは、松江、出雲、安来、倉吉市などの住宅計76棟で浸水などの被害が発生。土砂災害も相次いだ。人的被害はない。JR山陰線の一部や木次線の全線が終日運休し、8日も始発から運転をとりやめる。7日夜には中国やまなみ街道の三次東ジャンクション・インターチェンジ(JCT・IC)―三刀屋木次IC(雲南市)間が通行止めとなった。

 松江市の意宇川は一時、氾濫危険水位を超え、県が警戒レベル4の氾濫危険情報を発表。約1800人への市の緊急安全確保情報につながった。市は19万9877人の全市民に避難指示以上を出した。県内で避難指示を出した松江、安来、出雲、雲南の4市などで最大729人が避難した。

 4日夕の降り始めからの雨量が200ミリを超えている地域もあり、両県などは市町村ごとの土砂災害警戒情報を各地で発表するなど「厳重な警戒」を続ける。

 中国地方では10日ごろまで梅雨前線が停滞する見込みで、山陽側でも大雨の恐れがある。広島地方気象台は「被害が起きる可能性は高まっている」として、土砂災害や河川の氾濫などへの警戒を呼び掛けた。


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【備える 防災最前線】線状降水帯
<上>局地的豪雨の発生を速報 22年めど、予報も開始へ
<中>取るべき行動は 小まめに状況確認、早めの避難を
<下>被害地域、風の条件で変化 広島工業大教授(気象学)に聞く


この記事の写真

  • 浸水した松江市中心部の市街地(7日午前6時45分、松江市黒田町)
  • 水位が高くなった大橋川(7日午前6時49分、松江市和多見町)
  • 大雨の影響で増水している松江市内の川(7日午前6時32分、松江市法吉町)

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