地域ニュース

東京からの飛び火に警戒 7月の広島県内感染者10人に(2020年7月12日掲載)

2020/7/12 23:05

 7月に入って広島県内で公表された新型コロナウイルスの感染者数は11日、広島市9人、廿日市市1人と計10人に達した。うち6人が東京の滞在歴を確認できた人と、その接触者。広島市は、感染者が急増している東京からの感染の飛び火に警戒感を強めている。

【グラフ】中国地方の新型コロナウイルス感染確認者数


 東京滞在を確認できたのは、都内から移送され、広島東署(広島市東区)に留置された住所不定で無職の男▽出張した50代会社員▽イベントに参加した20代の広島市の女性職員―の3人。残る3人は接触した家族や同僚だった。

 政府は6月19日、都道府県境をまたぐ移動の自粛要請を解除。イベントの入場者数の上限も徐々に緩和している。人の往来や経済活動が活発になる一方、東京都を中心に首都圏での感染拡大は歯止めがかからない状況になっている。

 市の女性職員が参加したイベントも、主催者が消毒や人数制限など定められた対策をしていた。しかし、出演者や観客への感染が相次いでいるという。

 市は今月1日、約2カ月ぶりに新たな感染者を公表した。その後、断続的に確認されている。阪谷幸春・保健医療担当局長は、東京滞在に関連する感染例の増加に「そういう傾向が強いと認識はしている」と懸念を示した。

 一方、感染の経路や接触者をほぼ把握できているとし、「今日の段階で、市として東京など県外への移動の自粛を呼び掛けることはない」と重ねて強調した。(明知隼二)


関連記事「広島市で新たに1人感染、県内175人目 11日公表の市職員の接触者14人は全員陰性」

関連記事「広島市で新たに3人感染、うち1人は市財政局の職員 県内174人に」

関連記事「広島市の新たな感染者は4人 県内171人に」

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧