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中国地方、激しい雨続く 土砂災害などに警戒

2021/7/9 22:29

線路へ流れ込む水を排出する作業が続くJR糸崎駅=9日午前11時5分(撮影・川崎崇史)

 梅雨前線の影響で、中国地方は9日も激しい雨に見舞われた。気象庁は、岩国市美和付近で1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられるとして、「記録的短時間大雨情報」を発表。広島市などで警戒レベル4の「避難指示」が出た。各地で降り始めからの降水量が増えており、10日以降も土砂災害や浸水害などへの警戒が必要だ。

 同庁によると、1時間雨量は美祢市の秋吉台で7月の観測史上最大に並ぶ57・0ミリを観測。このほか、岩国市玖珂45・0ミリ▽大竹市43・5ミリ▽山口市43・0ミリ▽呉市38・5ミリ―など。いずれも午前中を中心に激しく降った。広島県内では広島、大竹、廿日市市と安芸郡4町が一時、計約12万7400世帯の約27万9900人に避難指示を出した。

 降り始めから9日午後8時までの総雨量は、松江市西津田334・5ミリ▽岩国市羅漢山295・5ミリ▽廿日市市津田285・5ミリ▽広島市中区273・5ミリ―など。山陰側では、400ミリに達して7月の平年値の2倍を超えた所もある。

 広島県は9日午後3時現在、広島、三原、尾道、福山、東広島、廿日市の6市と海田、熊野の2町で計128棟の床上・床下浸水を確認。三原市では一部損壊が1棟あったという。線路や駅舎が漬かった三原市のJR糸崎駅では流れ込む水を排出する作業が続いている。

 広島地方気象台によると、中国地方では10日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が断続的に降る見通し。同日午後6時までの24時間雨量はいずれも多い所で山陽、山陰ともに80ミリとみる。さらに11日にかけ再び大雨になる恐れがある。

 もしいったん雨が収まっても警戒が要る。これまでの雨で地盤が緩んだ地域は多い。崖や川、用水路などに近づかない、などの対応が求められる。(山崎雄一、浜村満大)

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