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一般向けワクチン予約延期も想定 広島市長、国の供給見通せず「手順示せない」

2021/7/13 20:07
松井市長

松井市長

 新型コロナウイルスのワクチン接種で、広島市の松井一実市長は13日、政府によるワクチンの供給量が明確でないため、7月末からの一般(12〜64歳)向けの接種で影響が生じる可能性があると明らかにした。一般向けの接種をスムーズに進めるため、政府に対して供給計画を早く示すよう訴えた。

 【グラフでみる】広島県内23市町の高齢者ワクチン接種率

 松井市長は記者会見で、現状について「8月2日以降は、国からのワクチンの供給量や時期の詳細が明らかになっていない。優先接種以降の人たちに手順が示せない」と語った。市によると、77万人いる一般のうち優先対象者を除く58万4千人で、今月31日からの予約開始を遅らせたり、対象者を絞り込んだりする影響が想定されるという。

 その上で松井市長は「市の接種体制は整えており、問題は必要なワクチン量の確保にある。圏域の中枢都市として、円滑、迅速なワクチン接種が極めて重要だ」と説いた。全国的に自治体などから供給不足を訴える声が出る中、政府に供給計画を早く示すよう求める意向を表明した。

 併せて高齢者接種では、7月末を目標とした完了が8月上旬になるとの見通しを示した。7割と見込んだ接種者の割合が80歳以上で78%(今月12日時点)と想定を上回ったため、接種完了の目安を高齢者の8割に改めたのが影響したとしている。高齢者のうち今月12日時点で1回目の接種を終えたのは68・6%、2回目は34・5%となっている。

 市によると8月1日までに、米ファイザー社製のワクチンが41万5935人分(83万1870回分)届く。既に接種を進めている高齢者は31万7千人、優先接種対象者は18万6千人。市はこのうち8割の40万人が接種を希望するとみており、ここについては必要な量は十分に確保できているとしている。(余村泰樹)

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