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黒い雨「決着早く」 老いる原告、いらだちも

2021/7/14 22:59

「黒い雨」訴訟の報告集会で全面勝訴を喜ぶ原告や弁護士=14日午後5時8分(撮影・大川万優)

 「黒い雨」を浴び、長く健康被害に苦しんできた人たちは、被爆から76年のあの日を前に再び歓喜に沸いた。原爆投下直後に降った放射性物質を含む黒い雨を巡る訴訟で14日、広島高裁は原告84人全員を被爆者と認定した昨年7月の一審判決を支持し、国などの控訴を退けた。現行の被爆者の認定要件の枠組みを広げる判断も示された「画期的な判決」(弁護団)。「一日も早く全面決着を」。老いを深める原告は、国や広島県、広島市に上告の断念を強く求めた。

 【関連記事】「黒い雨」訴訟、二審も原告勝訴 広島高裁、援護区域外の84人全員被爆者認定

 「控訴を棄却する」。午後3時、広島高裁の304号法廷に西井和徒裁判長の声が響いた。直後、高裁前では支援者たちが「全面勝訴」の紙を掲げ、喜びを分かち合った。「私たちが真実を言っていたと認めてもらえた」。原告団の高野正明団長(83)=広島市佐伯区=は感無量の表情を見せた。

 ▽「救済漏れがなくなる」
(ここまで 405文字/記事全文 1125文字)

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