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全日本卓球選手権女子シングルスで日本一に輝いた高校生 石川佳純さん(2011年1月23日掲載)

2021/7/23 15:18
石川佳純さん

石川佳純さん

▽家族を喜ばせたかった

 女子シングルスで22大会ぶりの高校生日本一に輝くと「信じられない」と目を丸くした。まだ大阪・四天王寺高3年の17歳。表彰式で権威ある皇后杯を手にして「すごく重いです」と喜びをかみしめた。

 山口・平川小1年生のときに両親の影響でラケットを握った。卓球場を備えた山口市内の実家で練習し、2004年の全日本選手権ホープスの部で優勝。6年生のときに眼鏡姿で初出場した全日本選手権で3回戦に勝ち進み、福原愛選手以来となる小学生の快進撃に愛ちゃん2世≠ニ騒がれた。

 中学進学と同時に五輪を目指して親元を離れ、福原選手も練習した大阪のミキハウスJSCで成長してきた。目標のロンドン五輪は来年。そのために世界ランキングを上げる必要がある。昨年はほぼ毎月、海外遠征した。アジアはもちろん、南米、欧州なども回って「パスポートはスタンプだらけ」。その成果で1月のランキングは自己最高の11位。五輪出場権が射程圏内に入ってきた。

 昨年7月から母、久美さんがコーチとして連れ添い、精神面が安定したという。東京で合宿する際に、寄宿しながら鍛えている中学1年生の妹、梨良さんと夜間練習することが遠征続きの今の息抜き。母を交えて親子3人で卓球をするのが、小学生以来で「その時間が楽しい」。

 試合は父の公久さんや祖父も見守った。感謝の気持ちを聞かれると笑顔が一変し、大粒の涙をこぼした。「優勝して喜ばせたかった」(吉谷剛=共同)

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