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ロンドン五輪卓球 女子、史上初決勝へ 相手は中国(2012年8月7日掲載)

2021/7/24 15:54
シンガポールを破って決勝進出を決め、涙を流して喜ぶ右から石川、福原、平野、村上監督(共同)

シンガポールを破って決勝進出を決め、涙を流して喜ぶ右から石川、福原、平野、村上監督(共同)

 女子団体準決勝で、福原愛(ANA)石川佳純(全農、山口市出身)平野早矢香(ミキハウス)の日本が3―0で北京大会銀メダルのシンガポールに勝ち、決勝進出で銀メダル以上を確定した。五輪の卓球で日本のメダル獲得は男女を通じて初めて。

 第1試合で福原が今大会の女子シングルス銅メダルのフェン・ティアンウェイに3―1で勝つと、第2試合で石川はワン・ユエグを3―0と圧倒、第3試合のダブルスでも平野、石川組が3―0でワン、リ・ジャウェイ組を破って勝負を決めた。2連覇を狙う中国が3―0で韓国を下し、7日の決勝で日本と対戦することが決まった。

▽強敵圧倒 4年越し歓喜

日本 3 単2−0 0 シンガポール
     複1−0

○福原     3−1 フェン・ティアンウェイ
(ANA)

○石川     3−0 ワン・ユエグ
(全農)

○石川     3−0 ワン・ユエグ
 平野         リ・ジャウェイ
(ミキハウス)

 ダブルスで日本の勝利を決めた石川と平野が強く抱き合う。ベンチで見届けた福原は村上監督の胸に飛び込んだ。全員がうれし涙を流し、そして笑った。

 女子団体準決勝で北京五輪銀メダルのシンガポールを破り、卓球で男女を通じて初のメダルが銀以上で確定。3度目の五輪で悲願を達成した福原は「ここまで長かった。自分一人だったらとっくに諦めていた」と仲間の支えに感謝した。

 第1試合の福原がフェン・ティアンウェイとのエース対決を制し、勢いをつけた。今大会のシングルスで石川を退けて銅メダルを手にしたフェンは、過去4年間の対戦で1勝8敗と苦手だったが、ラリーでつないでミスを誘った。第2ゲームまで連取。「集中力の戦いだと思った」と、第3ゲームを落としても1球ずつ粘り、第4ゲームは11―9で競り勝った。

 19歳の石川もワン・ユエグにストレート勝ち。ダブルスでも石川のサーブで崩して平野が決める連係が決まった。石川は「2人の先輩が声を掛けてくれて、のびのびとプレーできた」と涙をぬぐい、27歳の平野も「必死にボールに食らい付いた。2人には感謝しかない」と後輩たちへの思いを口にした。

 7月の国内合宿。今大会への決意を新たにするため、体育館には北京五輪の3位決定戦で韓国に敗れたときの映像が流された。平野のダブルスで敗戦が決まり、福原がベンチで悔し涙を流した光景は4年を経て、ロンドンで歓喜の瞬間に変わった。福原は「今度は正反対の光景を見ることができた」と達成感に浸った。(吉谷剛=共同)

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