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吉村・石川組 逆転の金 世界卓球混合複 日本勢 48年ぶりの快挙(2017年6月4日掲載)

2021/7/24 16:06
混合ダブルスで優勝し、トロフィーを手に笑顔の吉村奄ニ石川ペア(共同)

混合ダブルスで優勝し、トロフィーを手に笑顔の吉村奄ニ石川ペア(共同)

 【デュッセルドルフ(ドイツ)共同】卓球の世界選手権個人戦第6日は3日、ドイツのデュッセルドルフで行われ、混合ダブルスで吉村真晴(名古屋ダイハツ、山口・野田学園高出)石川佳純(全農、山口市出身)組が準決勝を突破し、決勝でも陳建安、鄭怡静組(台湾)に4―3で競り勝ち、日本勢として1969年ミュンヘン大会の長谷川信彦、今野安子組以来、48年ぶりとなる優勝を果たした。個人戦での日本選手の金メダルは79年平壌大会の男子シングルスの小野誠治以来38年ぶり。

 シングルス女子で17歳の平野美宇(エリートアカデミー)が準決勝で大会2連覇を狙う丁寧(中国)に1―4で屈し、銅メダルとなった。男子4回戦では13歳の張本智和(エリートアカデミー)がシングルスでは男女を通じて最年少での準々決勝進出を果たした。

▽土壇場底力 3ゲーム連取

 石川が体を目いっぱい伸ばしてスマッシュをたたき込む。勝利が決まり、吉村と抱き合って喜びをかみしめると、自然と涙が流れてきた。前回準優勝の吉村、石川組が、この種目で1969年以来の頂点に。石川が「アンビリーバブルです」と言えば、吉村は「アイム、ソーハッピー(とてもうれしい)」と会場を埋めたドイツのファンに叫んだ。

 準決勝も決勝も先に3ゲームを奪われてからの逆転勝利だった。土壇場での底力が、長年コンビを組んできた2人の強みでもある。「金メダルしか狙ってない」と口をそろえて臨んだ今大会は「1日やらないとフィーリングが変わってしまう」と直前合宿、大会中と毎日のように練習の時間をつくって連係を深めてきた。

 決勝は第6ゲームの10―9で吉村の狙い澄ましたレシーブが決まって踏みとどまり、第7ゲームは開始から5連続得点で一気に流れに乗った。石川は「最後まで諦めずに戦うことができた」と胸を張る。東京五輪で採用される可能性がある混合ダブルスで、世界トップの実力があることを証明した。(小海=共同)

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