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【東京五輪・パラ】大野、極限で無意識の技光る 柔道男子73キロ級

2021/7/26 23:08
男子73キロ級決勝の延長でジョージアのシャフダトゥアシビリを破り、優勝した大野。2大会連続で金メダルを獲得した

男子73キロ級決勝の延長でジョージアのシャフダトゥアシビリを破り、優勝した大野。2大会連続で金メダルを獲得した

 9分超の激闘を制した大野が、じっと日本武道館の天井を見上げる。「この景色を目に焼き付けよう」。第一声には、王者として歩んだ5年間の苦しみがにじんだ。「リオデジャネイロ五輪を終えてからの苦しく、つらい日々を凝縮したような。そんな一日の闘いだった」と感慨に浸った。

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 シャフダトゥアシビリとの決勝は、組み手を嫌う相手を攻め切れないまま延長へ。「一瞬で勝負が終わってしまう恐怖。自分の中で感じたことがない恐怖があった」。そんな内面をおくびにも出さず、相手ににじり寄る。圧力をかける。勝機をうかがう。

 6分41秒に2個目の指導を受け、後がなくなった。だが、ひるまない。極限の集中と疲労が交錯する中、頭にあったのは得意技の内股と大外刈り。だが、最後は無意識で繰り出した支え釣り込み足で技ありを奪った。「昔だったら心が折れていた。その上の反応を自分自身がしてくれた」。9分26秒。相手を超え、自分を超えた。

 【写真集】大野将平(柔道)2013年〜2016年リオ五輪金メダル〜2020年
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