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不安に感じる犯罪18・2%減 広島県警上半期 性犯罪は悪化傾向

2021/7/27 20:59

 広島県警が今年、「県民が不安に感じる犯罪」と位置付け、特に摘発を強めている自転車盗、侵入窃盗など8種類の犯罪で、今年上半期(1〜6月)の認知件数は計2168件と前年同期より18・2%減ったことが県警のまとめで分かった。ただ、強制性交等だけは増加。このほか7種類の減少も新型コロナウイルスの影響で在宅の人が増えたことが一因とみており「増加に転じないよう、さらに抑止を図る」としている。

 8種類は、自転車盗▽車上狙い▽器物損壊等▽侵入強盗▽侵入窃盗▽住居侵入▽強制性交等▽強制わいせつ。

 このうち認知件数全体の4割超を占める自転車盗が943件(前年同期比24・3%減)。次いで多い器物損壊等が633件(8・9%減)、侵入窃盗が253件(20・4%減)などだった。

 一方、強制性交等は19件で46・2%増加。強制わいせつも36件(10・0%減)と他に比べて減少幅は小さく、性犯罪の悪化傾向がうかがえた。県警生活安全総務課は「性犯罪はいつ、誰が被害に遭うか分からない。夜間の外出時は歩きスマホやイヤホンをせずに人通りの多い道を通り、在宅時の戸締まりも徹底してほしい」と呼び掛ける。

 「県民が不安に感じる犯罪」は、官民の県「減らそう犯罪」推進会議が策定した今年から5年間の新たなアクションプラン(行動計画)で県警が設定。認知件数を年間5500件以下とする目標を盛り込んだ。

 この8種類を含めた刑法犯全体の今年上半期の認知件数は5432件で7・3%減。全国の傾向と同様、過去最少を11年連続で更新するペースで推移しているものの、8種類以外では特殊詐欺被害の増加が目立っている。98件(27・3%増)で被害額は1億8393万円(71・1%増)。統計にまだ含まれていない約3640万円の被害も確認されており「年間2億円以下」とした目標額を既に上回った。殺人も16件と倍増している。(根石大輔)

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