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三瓶観光リフト運休へ 8月から大田市、指定管理者の人員不足

2021/7/27 22:28
8月から運休する三瓶山東の原の観光リフト

8月から運休する三瓶山東の原の観光リフト

 大田市は27日、三瓶山東の原の観光リフトを8月から運休すると発表した。指定管理者の人員不足が理由で、再開の見通しは立っていない。新型コロナウイルス禍の昨年は、3密を避けやすいスポットとしてリフトの利用者は過去15年で最多を記録していた。夏休みの書き入れ時だけに、三瓶の観光業への影響が懸念される。

 リフトは4〜11月に運行し、標高差255メートルを約15分かけて上がる。終点から徒歩約5分の展望台からは三瓶の山並みを一望できる。指定管理者のさんべ観光(同市三瓶町)が、2025年3月までの契約で運行を担っている。

 市によると、今月に入って同社から「従業員の退職で安全な運行が難しくなる」との申し入れがあったという。同社は4人体制で、水口郷社長は「事故防止のため経験を積む必要があり、すぐに代わりが見つからない。利用者が多い時期に続けられず申し訳ない」と話した。

 リフトは19年4月にモーターが故障し、市が約8100万円かけて改修した。20年の利用者は2万5490人で、04年以降で最多となった。

 リフトを利用して日の出を眺めるイベント「天空の朝ごはん」も、8月以降は白紙に。月2、3回企画していた国民宿舎さんべ荘の長尾純企画営業部長は「宿泊もキャンセルが出ている」と肩を落とす。三瓶商工振興会の児玉賢次会長は「リフトがあれば子どもも登山ができ、家族で三瓶に来てもらえる。せっかく修理したのにもったいない」と影響を心配する。

 市は早期の再開に向け、業務委託などで任せられる事業者を探している。市観光振興課の下垣英樹課長は「リフトは三瓶の重要な観光資源。紅葉シーズンに間に合わせたい」と話した。(鈴木大介)

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