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広島知事「政府と埋めがたい溝」 まん延防止見送りに不満

2021/8/5 22:40

 政府が新型コロナウイルス対応の「まん延防止等重点措置」の対象に8県を追加した5日、適用を要請しながら見送られた広島県の湯崎英彦知事は「非常に残念だ」と述べた。記者会見で、早く強い対策で抑え込みたい県と、政府の考えには「埋めがたい溝がある」と不満をにじませた。

 西村康稔経済再生担当相はこの日の参院議院運営委員会で、広島県を重点措置区域にしなかった理由について、医療提供体制が「他地域に比べてまだ余裕がある」などと説明した。

 これに対して湯崎知事は会見で「そこが溝が埋まらないところだ」と指摘した。「医療提供体制が悪化するまで待っていると、結局は重症者が増え、医療は綱渡りになる。早めに手を打ちたいが、国は医療が厳しくなるまで待つ判断のようだ」と語った。

 政府には引き続き、重点措置の速やかな適用を働き掛ける。緊急事態宣言の全国への拡大については「状況は深刻とのメッセージを出し、人々の行動を変えるためにも、十分あり得る選択だ」との認識を示した。(長久豪佑) 


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