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川面照らす鎮魂と平和の光 原爆ドーム対岸で「流灯式」

2021/8/6 22:26
元安川に灯籠を浮かべるボランティアたち(6日午後6時33分、広島市中区)

元安川に灯籠を浮かべるボランティアたち(6日午後6時33分、広島市中区)

 原爆犠牲者の鎮魂と平和への願いを込めた「流灯式」が6日夕、原爆ドーム(広島市中区)対岸の元安川親水テラスであった。新型コロナウイルス感染拡大のため、昨年に続いて市民参加の「とうろう流し」は中止に。地元商店主たちでつくる実行委員会のメンバーやボランティアが灯籠12個を浮かべた。

 午後6時20分。青や黄の灯籠が川面に揺れた。柔らかな光が、「ヒロシマの記憶を受け継ぐ」「世界平和」などと書き込まれたメッセージをほんのりと浮かび上がらせた。漫画「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんが残した詩から作った曲「広島 愛の川」の合唱もあり、市民や観光客が見守った。

 叔母を原爆症で亡くし、自身も生後間もなく入市被爆した市商店街連合会の加藤和行会長(76)=中区=は「2年連続でとうろう流しが中止になったのは残念だが、例年流す7千個分の平和への思いを託した」と話した。(ラン暁雨)

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