地域ニュース

中国地方輸出20・9%減 20年上半期、リーマン直後以来(2020年8月13日掲載)

2020/8/13 21:49

 広島税関支署がまとめた中国地方の2020年上半期(1〜6月)の貿易統計(速報)は、輸出額が2兆384億円と前年同期を20・9%下回った。暦年半期ベースで2割を超えて落ち込むのは、リーマン・ショック直後の09年上半期以来11年ぶり。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が影響した。

 前年割れは3半期連続。品目別は、需要縮小に伴う生産調整のあった自動車が4794億円と44・3%減り、自動車部品も26・2%のマイナスだった。国・地域別はマツダが在庫を抑えるために一時、輸出を止めた米国が2652億円で39・9%ダウンした。欧州も41・9%減り、中国は11・2%の減少だった。

 輸出元の県別は、広島が8766億円で21・2%下がった。山口は27・3%減と下げ幅が5県で最大だった。他の3県は16・2〜7・4%減った。

 中国地方の輸入額は1兆6761億円で前年同期を19・2%割り込み、3半期連続のマイナスだった。「原油および粗油」が34・5%と大幅に減った。新型コロナでエネルギー需要が縮小し、供給過剰感を受けた原油安が響いた。自動車部品も33・5%減った。国・地域別は中東が33・3%ダウンした。

 輸出から輸入を引いた貿易黒字は3623億円。28・0%減ったものの、14年下半期から続く輸出超過は維持した。輸出入を合わせた貿易総額は3兆7145億円で20・2%のマイナスだった。(山瀬隆弘) 

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

アーカイブの最新記事
一覧