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橋桁と橋台つなぐ鋼棒、水で腐敗し破断 山口の上関大橋20センチ段差、県が原因発表

2021/8/10 19:27

鋼棒の破断の要因を説明する麻生教授

 山口県上関町の上関大橋に約20センチの段差が生じた問題で、管理する県は10日、段差の原因となった本土の室津側の橋桁と橋台を垂直につなぎ留める鋼棒の破断は、橋桁と橋台の間にたまった水による腐敗が要因だったと発表した。

 【写真】上関大橋にできた段差

 専門家らでつくる復旧検討会議が同日開かれ、結論づけた。座長の麻生稔彦山口大大学院教授(橋りょう工学)らが説明。視認や長さの測定などから、全18本の鋼棒すべてが破断していると推定。原因として、排水できない構造で、雨水が橋台と橋桁の間にたまり、腐食しやすかったとした。

 二つある橋桁のうち、室津側が浮き上がり、長島側にもたれかかっているため、橋のどこに力がかかっているのかを確認できない状態であることも説明。麻生教授は「安全が保証されていない状態。まずは橋桁の位置を直すことが大切」と話した。点検方法については、15年前に判明していた長島側の損傷履歴を反映した方法になっていなかった点を指摘した。

 県は今後、3月に打ち込んだ「グラウンドアンカー」と呼ばれる鋼のワイヤ4本をさらに押し込むことで段差を解消する予定。来月以降に着工し、来年3月までの完了を目指す。(東聡海)

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