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父母の思い 秘めた苦悩を冊子へ編集、B29恨んでも恨んでも【空襲の記憶 光海軍工廠 歴史継承へ】<中>

2021/8/12 21:55
母親の日記を手に空襲当時に思いをはせる橋本さん(撮影・山下悟史)

母親の日記を手に空襲当時に思いをはせる橋本さん(撮影・山下悟史)

 母親の田中テルさん(3月、98歳で死去)から、光市の光海軍工廠(こうしょう)空襲の体験を聞くのは初めてだった。会社員の橋本紀夫さん(68)=山口市阿知須=は2020年夏、母親から海軍工廠で働いていた時の日記を受け取った。「ずっと聞いてほしかったんだと思う」。日記とともに、工廠の仲間と収まった写真が入ったアルバムも託された。

▽警報に募る不安

 空襲前の1945年7月24日の日記には、米軍爆撃機B29について「うらんでもうらみ足りない」とある。この年の5月以降、相次いで空襲を受けた下松市の惨状を目の当たりにし、光市上空にもB29がよく現れていた。そのたびに空襲警報が出され、不安を募らせていたこともつづっている。

 【関連記事】光空襲の惨状を克明に 海軍工廠勤労動員の日記、細かく時刻「貴重な資料」
(ここまで 349文字/記事全文 1169文字)

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