地域ニュース

接種予約取りにくく 広島県内、ワクチン供給不足

2021/8/12 22:51

 広島県内で、新型コロナウイルスワクチンの供給不足から、接種予約が取りにくい状況が続いている。広島市では、個別接種のクリニックなどに従来の8割程度しかワクチンが入らず、新規予約の受け付けを休止したり、予約をキャンセルしたりするところもある。

 県によると、2日からの2週間に「11クール」として国から県内に届く米ファイザー製ワクチンは計23万7510回分で、10クールと比べて約4割減った。特に広島市では、必要な回数に対する充足率は県内最低の43・5%。県全体と比べて6・2ポイント下回り不足感が強まる。

 広島市医師会の堂面政俊常任理事は「医療機関も2回目の人の分の確保がやっとで、新規予約を受けるのが難しい。打ち手はいるのにワクチンがない」と打ち明ける。接種場所を探す希望者から問い合わせや苦情が相次ぎ、通常診療に支障を来す場合もあるという。

 12クール以降も県への供給量は大幅には増えず、県や広島市は大規模集団接種の予定を立てられないという。県の担当者は「10月上旬までには、全市町で人口の8割分のワクチンが入ってくる」と説明する。広島市の担当者は「配分量の増加に期待したい。基礎疾患のある人の優先接種が落ち着くと少しは予約が取りやすくなるのではないか」としている。(衣川圭) 

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧