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大雨、広島で氾濫・崩落 3市町に緊急安全確保【動画】

2021/8/13 22:00

一部が崩落した鈴張川沿いの道路=13日午後1時3分(撮影・高橋洋史)

 活発な前線が停滞した影響で中国地方は13日、広島県を中心に記録的な大雨に見舞われた。気象庁は、広島市に一時、大雨特別警報を発表。一部の河川が氾濫し、各地で住宅の浸水被害が相次いだ。線状降水帯が発生した広島市安佐北区と安芸高田市、北広島町の一部には、大雨の警戒レベルで最も高い「警戒レベル5」の緊急安全確保の情報が出た。

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 国土交通省や広島県などによると、三次市を流れる江の川や安佐北区の鈴張川、安芸高田市の多治比川、北広島町の冠川で一部氾濫があった。氾濫で安佐北区の国道が陥没。安芸高田市や北広島町などで住宅の浸水被害が相次いだ。

 広島地方気象台によると、県内に大雨特別警報が発表されるのは2018年7月の西日本豪雨以来となる。広島市安佐北区や安芸高田市、北広島町付近で線状降水帯が形成されたとして、同気象台が「顕著な大雨に関する気象情報」を県内で初めて発表した。

 県によると13日午後3時時点で、安佐北区、安芸高田市、北広島町が計1万1550人を対象に警戒レベル5の緊急安全確保を発表。東区や安佐南区、東広島市など7市町も計約36万人に同4の避難指示を出した。県内316世帯561人が避難した。

 気象庁によると、3時間雨量は安芸高田市甲田町で午前9時40分までに125・5ミリ、同市美土里町で午前9時10分までに110・5ミリが確認され、いずれも観測史上最多。24時間雨量も同市のほか東広島市や呉市倉橋町、府中市上下町で8月の観測史上最多となった。

 降り始めから13日午後7時までの総雨量は、安芸高田市甲田町271・0ミリ▽北広島町都志見246・5ミリ―など。既に8月1カ月分の平年値の1・5倍を超える雨が降った所もある。

 また県は、広島市(安佐北区)と安芸高田市、北広島町に災害救助法を適用すると決めた。11日からの大雨で川が氾濫し、住民の避難が長期化する可能性があるため。市町が開設した避難所の設置費用を国と県で負担する。


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