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島根県、患者の自宅療養開始へ 16日新型コロナ

2021/8/16 20:18

島根県庁

 島根県と松江市は16日、新たに21人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。居住地は松江市12人、益田市、県外各3人、浜田市、雲南市、奥出雲町各1人。県は、今後のさらなる感染急拡大に備え、入院後に症状が落ち着いた患者の自宅療養を開始する方針を示した。

 松江市の12人のうち1人は、県警の20代の男性警察官。都内で東京五輪の警備に従事しており、関連の感染者は計6人となった。また、市内の保育施設に勤務する市職員の感染は、新たに3人が判明した。

 県警によると、男性警察官は14日に感染を発表した警察官5人と同じオリンピック施設で警備にあたっていた。13日のPCR検査では陰性だったが、15日に発熱があり、再検査で陽性と判明した。10日に帰県。その後は自宅待機をし、県民との接触はないという。

 また、市職員の2人は、14日に発表した市内の保育施設に勤務する感染者の同僚だった。軽症と無症状。3人は子どもとの接触もあり、引き続き休園措置を取るという。残る1人は濃厚接触者としての検査で判明し、市内の別の保育施設に勤務する。軽症。接触者は特定できており、施設内の消毒も済んでいるため、休園措置は取らないという。

 また中国電力は、島根原発(松江市鹿島町)構内の安全対策工事を担う協力会社の社員4人の感染を発表した。4人は13日に発熱の症状があり、同日に検査、感染が分かった。原発構内の感染者は8月以降、計10人に上った。

 また、14日以降に感染を発表した感染者の接触者や濃厚接触者8人も感染。いずれも軽症か無症状だった。

 また島根県によると、益田市の感染者のうち2人は13日までに発表した感染者の接触者。うち1人は県外在住者の接触者だった。残る1人は発症日2週間前以降の期間に県外への行動歴があり、県外の感染者の接触者として検査し、陽性が分かった。

 県外の2人と雲南市の1人は、15日に発表した松江市の感染者と接触があった。浜田市の感染者は発症日2週間前以降の期間に県外への行動歴があったという。

 いずれの感染者も軽症か無症状。不特定多数と接触はなく、接触者は把握できているという。

 同県の丸山達也知事は16日夕、記者会見し、症状が軽快に向かっている患者を自宅での療養に切り替える運用を始めると表明した。感染者を全員入院させる原則は維持しつつ、医師の判断や家庭の状況を踏まえて厚生労働省の退院基準を満たさないケースでも自宅へ帰す。

 丸山知事は「入院する必要がある患者が自宅療養を強いられている首都圏などの状況とは違う。そうなる前の対応だ」と説明。「健康観察と急変時の搬送態勢を万全にし、必要に応じて食料の手配など生活支援もする」と理解を求めた。

 8月の感染発表は計208人で、直近1週間は計128人、県内の感染者は計938人となった。16日夕時点で入院者数は134人、確保病床(324床)の使用率は41・4%となっている。重症者は1人。 


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