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14年広島土砂災害被災地、また被害 安佐南区緑井地区

2021/8/16 23:09

道路や水路を埋めた土砂の撤去作業(16日午後2時10分、広島市安佐南区緑井8丁目)

 広島市安佐南、安佐北両区で大きな被害が出た2014年8月の広島土砂災害の被災地では、今回の大雨の影響で、山から流れ出た土砂や水による浸水、冠水が相次いだ。今も復興工事が進む被災地では、住民から「雨水をうまく排水できていないのではないか」との声が上がっている。

 広島土砂災害で犠牲者が出た安佐南区緑井8丁目。山から泥水が川伝いに流れ出し、上緑井幼稚園近くの道路や水路が土砂で埋まった。泥水が床下に流れ込む被害を受けた民家もある。

 現場近くでは復興工事の一環で、市道を整備する工事が進む。区地域整備課によると、工事現場内を通る川の泥水があふれて地域に広がったという。工事を請け負う業者が15〜16日に土砂の撤去作業をした。

 近隣住民は次の雨を警戒し、避難したり、土のうを積んだりしていた。市は雨水管を備えた新たな道路の整備を進めるが、近くの会社員宝迫佳樹さん(62)は「7年前と排水の状況は変わっていない。不安だ」と話していた。

 地区内では14日に土砂崩れが発生。国土交通省広島西部山系砂防事務所は、広島土砂災害を機に緑井8丁目で新たに設置した砂防ダムが土砂や流木を食い止め、被害を軽減したとしている。(浜村満大、石井雄一)

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