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福山市の感染拡大止まらず 新型コロナ、軽症者向け療養施設満員【動画】

2021/8/17 21:10

 福山市で新型コロナウイルスの感染が猛威を振るっている。県の集中対策の「重点区域」となった6日以降も感染拡大が止まらず、16日に市が確認した新規感染者は57人で過去最多となった。市内の軽症者向けの宿泊療養施設は既に埋まり、市内での受け入れが困難となっている。感染拡大をいかに抑え込むか正念場を迎えている。

 市内では夏休みシーズンに入った7月下旬から感染者が急増。市は、今月6日の新型コロナの県集中対策重点区域の指定に伴い、公共施設の閉鎖なども進めているが、感染拡大に歯止めがかかっていない。16日を含む直近1週間の感染者は243人で10万人当たりの感染者は51・8人。国のステージ4(爆発的感染拡大)の目安となる「25人以上」を大きく上回る。

 市によると、夏休みで帰省も増える中、家庭内で感染が広がるケースなどが目立つ。感染力の強い変異株への置き換わりが進んでいることも感染が急拡大する背景にあるとみる。

 枝広直幹市長はこの日、緊急の記者会見を開き、「深刻な局面に入った。お盆の影響が出るのはこれからで予断を許さない」と強調。感染経路が不明な割合が増えているとし、追跡調査による封じ込めが困難との見方を示した。「外出の機会を減らし、マスク着用などの対策もしっかり取ってほしい」とも訴えた。

 市内では入院病床に空きがある一方、宿泊療養施設(168室)が既に埋まり、感染者が市外の施設で療養するケースも出ている。市は宿泊療養施設を増やす考えだが、感染者の健康管理に当たる看護師の確保が課題となっている。(門戸隆彦)

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