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大量の土砂、道路がせき止める 広島市安佐南区伴 市が43世帯に避難呼び掛け

2021/8/18 21:10

農免道路でせき止められた水混じりの大量の土砂=17日午後4時31分(撮影・高橋洋史)

 広島市安佐南区伴地区の鳴谷川上流で発生した土石流のため、大量の土砂が下流の農免道路の土台でせき止められている。雨が続くと土砂が流出する恐れがあるため、市は周辺の43世帯に避難を呼び掛けた。復旧の時期は未定で、住民に不安の声が広がっている。

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 同区災害対策本部と区地域整備課によると、土石流は14日に発生したとみられる。下流に押し寄せた土石流は、山陽自動車道をくぐる形でさらに流れ下り、伴中央5丁目の農免道路との交差地点付近でせき止められた。現場には流木などがあり、土砂が川底(幅1〜2メートル)から約10メートルの高さまで堆積していた。16日夕、山陽道を管理する西日本高速道路中国支社(同区)が区に連絡。家屋などへの被害は確認されていない。

 市消防局や区職員は16日夜、現場の下流の伴中央5丁目の43世帯に「今すぐ避難!」と書いたチラシを配布。約1キロ離れた沼田公民館や安全な場所にある親戚・知人宅に避難するよう呼び掛けた。17日午前6時時点で3世帯11人が同公民館に一時避難した。

 農免道路を管理する市は当面の間、通行止めとした。現場周辺には18日午後5時現在で避難指示を出しており、土砂の撤去を始める時期は未定という。

 市によると、農免道路は2年前、路面の高低差をなくすために1〜2メートルかさ上げするなどした。伴学区町内会連合会の上垣内保之特任理事(74)は「土砂や樹木の流出は初めて。かさ上げがなければ土砂が下流まで流れ出ていた。雨がこれ以上降らないか、心配だ」と警戒していた。(新山創)

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  • 山肌を縫うように走る土石流の痕跡。土砂は山陽自動車道(中央)の下をくぐり、併走する農免道路でせき止められていた=17日午後4時30分

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