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広島市で感染急増203人 新型コロナ、県内は362人 知事、医療に危機感

2021/8/19 22:50

 広島市は19日、203人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。これまで最多だった5月21日(167人)を大きく超え、初めて200人台に到達。松井一実市長は市民に、感染防止策を徹底するよう訴えた。広島県全体は362人となり、2日続けて最多を更新。湯崎英彦知事は「東京や沖縄の感染レベルまで拡大する恐れがあり、毎日千人以上の患者が出かねない」と踏み込み、警戒を強めた。

 広島市の203人は、1週間前の8月12日(78人)の2・6倍となる。直近1週間の新規感染者数(人口10万人当たり)は64・8人で、感染状況が最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)の指標(25人)を11日連続で上回っている。高齢者でなくても人工呼吸器が必要な重い症状になるケースがあるという。

 松井市長は記者会見で、首都圏など感染拡大地域へ旅行した市民や、拡大地域から帰省した人を起点に家族や知人、職場に感染が広がっていると指摘。「3密回避や小まめな手洗いを徹底し、感染者の多い地域との往来を可能な限り避けてほしい」と説いた。

 県全体では2日続けて300人を超えた。県によると、18日時点で270人が入院し、うち重症が9人、中等症が60人という。湯崎知事は緊急に記者会見し「このままでは病院やホテルでの療養も困難になる。県内の全ホテルを使っても物理的に受け入れられなくなる」と、医療崩壊への危機感を表明した。

 20日からは県にまん延防止等重点措置が初めて適用され、対象区域の9市3町の飲食店では酒の提供が停止となる。湯崎知事は特に20日からの10日間で、同居家族以外と食事をしない▽買い物は3日に1度、まとめ買いをする▽職場では昼食を1人で食べる―など8項目の対策を取るよう県民へ協力を呼び掛けた。

 中国地方のほかの4県の19日の確認数は、山口が2日続けて最多を更新する119人▽岡山が過去2番目の254人▽島根が28人▽鳥取が14人。5県の合計では777人となり、これまでで最多だった18日の768人をさらに上回った。(余村泰樹、長久豪佑) 


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