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砂防・治山ダム、ほぼ満杯 広島県管理5カ所、一部は住宅地に流出

2021/8/19 22:58

土砂で満杯になった広島市安佐南区山本町の東山本川の砂防ダム(広島県提供)

 記録的な大雨による土砂崩れで、広島県が管理する砂防ダムと治山ダムのうち5カ所がほぼ満杯になったことが19日、分かった。一部のダムでは土砂があふれて、下流の住宅に被害が出た。今後さらに崩れれば、被害が広がる恐れがある。

 県砂防課によると、砂防ダムでは広島市安佐南区山本町の東山本川と権現川、北広島町本地の広能川にある3カ所が、上流の土石流を食い止めた。ただ、東山本川ではあふれた土砂が下流のため池に流れ込み、広能川でも土砂があふれた。この2カ所の下流では、住宅の被害が出ている可能性があるとしている。

 また、県森林保全課によると、治山ダムは北広島町本地と竹原市西野町天狗の2カ所が満杯。北広島町では土や水が住宅団地「明神ハイツ」にあふれ出て、住宅や道路に被害が出た。ダムの被害額は、造り直す必要があるとみる北広島町は7千万円、竹原市は100万円と想定している。

 県は今後、応急復旧を急ぐ方針。ただ、いずれのダムも土砂を受け止める能力が大きく下がっており、今後の雨で土砂崩れが起きれば、下流にある住宅で新たな被害が出る恐れがあるという。「住民には土砂災害への警戒と早めの避難をお願いしたい」としている。

 砂防ダムはほかに、国が安佐南区で管理する緑井、相田、大町西の計4カ所がほぼ満杯となった。県内で満杯が確認されている砂防ダムと治山ダムは計9カ所となった。(河野揚)



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