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鳥取知事、重症者重視の感染指標見直し検討を批判

2021/8/20 0:47

平井知事

 政府が新型コロナウイルスの緊急事態宣言の解除基準として、新規感染者数よりも重症者数やワクチン接種状況を重視する指標づくりを検討していることについて、鳥取県の平井伸治知事は19日、「感染者数を抑えないと医療逼迫(ひっぱく)を防げない。危険な考え方だ」と批判した。

 記者会見で平井知事は、医療提供体制が急激に逼迫した首都圏などの状況を念頭に「感染にブレーキをかけないと、いくら病床を用意しても足りなくなる。重症者数は後から追いかけてくる」と指摘。「入り口」となる感染者数が軽視されることに懸念を示した。

 感染抑制策として「保健所の機能を強化し、感染の連鎖を断ち切るのが有効」と改めて強調。「それが間に合わなければ、接触の機会を減らすことを考えなければならない」として、感染が急拡大する都市部では、大規模店舗や教育施設の閉鎖など「ロックダウンに近い手法を総動員するべきだ」と述べた。

 広島県の湯崎英彦知事も19日、県庁で記者団に、引き続き新規感染者を重視すべきだとの認識を示した。「重症者を抑えるには、新規感染者を抑えるしかない」と主張。重症者は感染者の増加に遅れて増えるため、指標にするなら、かなり低いレベルの基準に設定する必要があると指摘した。(小畑浩、宮野史康)


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