地域ニュース

偽「広島県警LINE」 絶対に返信しないで 詐欺の新たな手口か

2021/8/24 22:27
「広島県警察本部サイバー犯罪対策課」の偽アカウントから福山市の女性に届いたメッセージ(県警提供)

「広島県警察本部サイバー犯罪対策課」の偽アカウントから福山市の女性に届いたメッセージ(県警提供)

 広島県警は、県警本部に実在するサイバー犯罪対策課をかたった無料通信アプリLINE(ライン)の偽アカウントを確認したと発表した。警察をかたるラインの偽アカウントが見つかるのは全国初という。県警は、県民への広報用にラインを運用していない。何者かが、うそのメッセージを受信した人から個人情報を聞き出し、詐欺などに悪用する新たな手口とみて注意を促している。

 県警によると、偽アカウント名は「広島県警察本部サイバー犯罪対策課」。「あなたのラインアカウントが通報された」「出会い系アプリから通報の問い合わせがあった。24時間以内に返信がない場合、自宅へ通達を送る」などとうそのメッセージを送り付け、不安をあおる。県警のマスコットキャラクター「メイプル君」をアカウントの写真に使い、実際のホームページのURLも添えて本物と印象付けようとしている。

 メッセージは15日夕から16日朝までの間、広島、福山市と山口県内の20、30代の女性計4人に届き、県警に相談が寄せられて発覚。県警は、受信者から名前や住所を聞き出し、詐欺に悪用したり現金を詐取したりするのが狙いとみている。4人に被害はないという。

 警察をかたったとして同課は軽犯罪法違反の疑いで捜査している。村上佳伸次席は「広島県警を名乗るラインのアカウントは全て偽物。メッセージが届いても絶対に返信せず、すぐに相談して」と呼び掛けている。(松本輝)

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧