• トップ >
  • トピックス >
  • 広島・岡山県全域で酒提供停止、緊急事態宣言に決定 新型コロナ

トピックス

広島・岡山県全域で酒提供停止、緊急事態宣言に決定 新型コロナ

2021/8/25 23:15

 新型コロナウイルスの改正特別措置法に基づく緊急事態宣言で、政府は25日、広島、岡山両県を含む8道県を追加すると決めた。期間は27日から9月12日までで、両県は県内全域の飲食店で酒の提供を停止するなど対策を強化する。感染力が強いインド由来の「デルタ株」の影響で医療提供体制が厳しさを増す中、県民と危機感を共有し、感染状況の改善を目指す。

 ▽高校の部活休止 広島

 政府は25日の新型コロナ感染症対策本部会合で、両県のほかに、北海道と宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀の5県について、まん延防止等重点措置から緊急事態宣言への移行を決めた。宣言地域は21都道府県へ広げる。重点措置は高知、佐賀、長崎、宮崎の4県を加えて、12県とする。全国の7割の33都道府県で、強い行動制限を伴う措置を取らざるを得ない状況に陥った。

 広島県は政府の決定後に県幹部たちの対策本部員会議を県庁で開催した。県の感染状況を最も深刻な「ステージ4」(爆発的感染拡大)へ引き上げ、対策をさらに強めると決めた。

 湯崎英彦知事は終了後の記者会見で、人と人の接触を一層減らす重要性を強調。「ピークを見通せていない。県民一人一人が外出を半分にしなければならない局面で、自身の行動を見直してほしい」と訴えた。

 対策に基づく27日からの要請では、県全域の酒やカラオケを提供する飲食店を原則休業とする。提供しない店は午前5時から午後8時までの範囲内で営業時間を短縮してもらい、協力金を払う。応じなければ、罰則付きの命令を出せる。千平方メートル超の大型施設にも協力金を示して、同じ時間帯で時短とする。商業施設や百貨店の食品売り場では、入場者を整理してもらう。

 県民には引き続き、外出の半減▽出勤者の7割削減▽同居家族以外との会食自粛▽県外往来の自粛―などを求める。学校関連では、高校での部活動の原則休止などを盛り込んだ。

 県は7月31日に集中対策を始めたが、お盆の期間中の県外からの入り込みを抑えられず、感染急増を止められていない。今月20日に重点措置が適用され、23日には政府に緊急事態宣言への移行を要請していた。

 岡山県も25日、宣言期間中の対策を発表した。広島県とほぼ同様の内容で、酒かカラオケ設備を提供する飲食店などには休業を、大型施設には時短営業を、それぞれ県内全域で要請する。伊原木隆太知事は県庁で「感染がピークアウトした実感はない。一人一人がリスクを減らす努力をしてほしい」と呼び掛けた。(岡田浩平、中島大) 


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧