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岸田氏、立候補を表明 自民総裁選、9月29日投開票

2021/8/26 23:08

岸田文雄氏

 自民党の岸田文雄前政調会長(64)=広島1区=は26日、国会内で記者会見し、総裁選への立候補を正式表明した。「政治の根幹である国民の信頼が崩れている」と続投を目指す菅義偉首相(72)をけん制。国民の声を聴き、政治の信頼回復に努める姿勢を打ち出すとともに、新型コロナウイルス対策や「政治とカネ」問題、党改革などを巡り政策論争を展開する構えを示した。

 党はこの日、総裁選について9月17日告示、29日投開票の日程と、党所属の国会議員票と同じ票数(383票)を割り当てる党員・党友投票の実施を決めた。

 岸田氏は昨年9月に続く再挑戦。「国の重大な岐路に国民の声に耳を澄まし、政治生命を懸けて新しい選択肢を示す。首相も含めて総裁選を行い、わが国の民主主義を守っていく」と立候補の理由を説明した。

 「総裁を除く役員は1期1年、連続3期までとして権力の集中と惰性を防ぐ。中堅若手を大胆に登用し、党を若返らせる」と党改革への決意を強調。次期衆院選を巡り、比例代表候補に適用される73歳定年制を「堅持する」と明言した。

 党内で相次ぐ「政治とカネ」問題への対応は「国民に丁寧に説明し、透明性を高める」と述べた。2019年参院選広島選挙区の大規模買収事件を巡り、河井案里元参院議員の陣営に党本部が1億5千万円を提供した問題では「買収原資になっていないと証明するのが大事。疑念を晴らさねばならない」と主張した。

 コロナ対策では首相の労をねぎらいながらも「たぶん良くなるだろうでは打ち勝てない。最悪の事態を頭に置く必要がある」と指摘。若い世代のワクチン接種を進め、経口治療薬を開発するとした。

 首相は26日、総裁選について「時期が来たら立候補すると申し上げてきた。それに変わりはない」と東京都内の視察先で語った。石原派は首相支持を決定。二階俊博幹事長が二階派を挙げた支持を表明したほか、安倍晋三前首相(山口4区)らも再選を支持している。下村博文政調会長(67)や高市早苗前総務相(60)も立候補に意欲を見せる。(下久保聖司、境信重) 

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