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島根県西部の医療「ぎりぎり」 即応病床使用率7割、一般患者に影響

2021/8/27 21:06

 新型コロナウイルスの感染急拡大で、島根県西部の医療逼迫(ひっぱく)が深刻になっている。県内で8月に確認された感染者計491人のうち西部が約3分の1を占め、すぐに入院できる即応病床の使用率は西部に限ると7割を超える。宿泊・自宅療養を組み合わせてどうにかしのいでいるのが現状で、医療関係者は「一般医療への影響も出ている」と悲鳴を上げる。

 【グラフ】島根県の新型コロナウイルス感染者数と医療提供状況

 県によると、県西部の8月の感染者は27日発表の4人を含め155人。盆以降に急増し、帰省などに伴う県外との往来や感染力の強いデルタ株の影響が大きいとみられる。浜田市の中国電力三隅発電所で作業員のクラスター(感染者集団)も発生し、押し上げた。

 8月だけで63人の感染が判明した益田市。益田赤十字病院では先週から13床のコロナ専用病床が満床状態という。立石正計事務部長は「もう少し入院したほうがいい人にも退院してもらい、宿泊療養などをお願いしている。それでもすぐに病床が埋まる」と訴える。

 専用病床を増やすには一般患者の転院が欠かせず、コロナ患者に対応するスタッフの負担も大きいため、「今がぎりぎりの態勢」という。緊急性の低い手術の延期も既に実施し、「圏域外からの搬送を断るなど救急医療にも影響が出かねない」と懸念を強める。

 ▽もともと乏しい医療資源…
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