• トップ >
  • トピックス >
  • 3度目緊急事態宣言の初日、広島市中心部の人出減らず コロナ禍悪化で飲食店懸念「客足遠のく」

トピックス

3度目緊急事態宣言の初日、広島市中心部の人出減らず コロナ禍悪化で飲食店懸念「客足遠のく」

2021/8/27 22:55

緊急事態宣言の期間に入ったが、買い物客の姿が目立つ本通り商店街=27日午後1時(撮影・大川万優)

 広島、岡山両県は27日、新型コロナウイルス対応の3度目の緊急事態宣言期間に入った。広島県は、市民に外出の半減を求め、酒を提供する飲食店に原則休業を要請するなど対策を強める。ただ宣言初日の広島市中心部の人出は普段とあまり変わらない状況となった。悪化するコロナ禍に、市民から心配する声が上がり、飲食店からは悲痛なためいきが漏れる。

 中四国最大規模の商店街、本通り商店街(中区)。昼間は若者や家族連れが行き交う姿が目立った。東区の大学3年加納万祐子さん(20)は「人通りはいつもと変わらない印象です」。緊急事態宣言を受け、「夜の外出を控えようと思う。9月に家族と金沢市へ旅行に行く予定だったが取りやめた」と話した。

 NTTドコモの分析では、27日午後3時時点で、本通り商店街を含む中区紙屋町周辺の人出は前日より0・7%減り、前年同月の平日平均比では0・5%ダウン。昨年4月の1回目の緊急事態宣言前と比べると4・5%増えた。JR広島駅(南区)周辺では前日比で9・3%増。昨年4月の緊急事態宣言前との比較では4・6%減った。

 感染者の急増を受け、広島、岡山両県では今月20日にまん延防止等重点措置が初適用されていた。重点措置を引き上げる形で、9月12日までの緊急事態宣言の適用期間に突入した。広島県は、出勤者の7割削減▽県境をまたぐ移動の自粛▽同居家族以外と食事をしない―など県内全域で対策強化を求めている。

 広島駅近くの飲食店「韓国屋台ベッコウ」は、重点措置が適用されて以降、酒の提供をやめて午後8時までの時短営業に変更。以前は夜だけの営業だったが、昼の営業も始めた。岡村晃仁店長(33)は「緊急事態宣言に伴い、さらに客は減ってしまいそう。今は何とか要請に従うが、もしも宣言が延長されてしまうと、どう対応したらいいか分からない」と声を落とした。

 広島駅周辺の飲食店では休業を知らせる張り紙も目立った。東広島市の専門学校生高田健人さん(18)は「もっと早く緊急事態宣言を出すべきだったのでは。若い人の感染が広がっているので心配」と話していた。(小林旦地、浜村満大) 


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧