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にぎわい戻る日待つフラミンゴ、開園以来の「長老」2羽 広島市安佐動物公園50年

2021/8/28 15:23
1971年の開園当時から飼われているチリーフラミンゴ2羽(安佐動物公園提供)

1971年の開園当時から飼われているチリーフラミンゴ2羽(安佐動物公園提供)

 広島市安佐動物公園(安佐北区)が9月1日、開園50年を迎える。ことしは大きな節目ながら、新型コロナウイルスの感染拡大や近くの県道の土砂崩れのため断続的に休園。異例の事態が続くが、その中でも動物は命のリレーをつなぎ、再び市民でにぎわう日を待っている。

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 正門そばの池では、開園の1971年に迎え入れたチリーフラミンゴのうち2羽が、今も元気でいる。他の動物は世代交代が進み、50年ずっといるのは2羽だけとなった。

 開園当時、3歳程度だったため、年齢は推定53歳以上とする。一般に25〜50歳とされる寿命を超えた「ご長寿」だ。フラミンゴの性別は外見で分からないため雌雄は不明だが、2羽とも群れの中でペアを作って子をなし、繁殖に貢献してきた。

 同じ池では今春、新しい命も生まれている。5月、オオフラミンゴのひな3羽が誕生。ふ化率は1割程度とされ、飼育員たちは喜びに沸いた。生まれて3カ月がたち、灰色でふわふわだった体は、大人の羽根へと生え替わりつつある。立派な片足立ちも見せているそうだ。

 ただ、12日までは緊急事態宣言のため休園。担当飼育員の川田正樹さん(56)は「フラミンゴのきれいな姿や、ひなの成長ぶりを見に来てほしい」と収束を願う。また半世紀の節目に「訪れた人たちが動物について理解を深めて会話を広げ、ひとときを楽しめる公園にしていきたい」と、さらなる発展へ力を込めた。(奥田美奈子) 

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  • 成鳥に見守られ、元気に動き回るオオフラミンゴのひな(2021年5月、安佐動物公園提供)

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