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宮島口駐車場を立体化 20年開業、広電と協議(2018年5月26日掲載)

2018/5/26 19:13
宮島(奥)の対岸にある市営宮島口駐車場

宮島(奥)の対岸にある市営宮島口駐車場

 廿日市市は25日、宮島口地区の市営駐車場を立体化して民営化し、2020年春に開業する計画を明らかにした。周辺の渋滞緩和のための駐車台数の確保や、カフェなどの誘致によるにぎわい創出を目指す。事業主体として、近くでグループ会社が大型駐車場を営む広島電鉄(広島市中区)を候補に挙げた。

 市議会全員協議会で説明した。世界遺産の島・宮島へ向かうフェリー桟橋の西約250メートルにある平面施設で一般車約80台、観光バス約40台を収容できる。一帯で最大規模で、年間の利用台数は一般車2万800台、バス5300台に上る。

 計画では、一般車向け3階建ての立体駐車場とバス用の平面駐車場を整備。一般車の駐車台数を200台へと120台増やす。バスは変わらない。宮島を展望するスペースを設け、カフェなど憩いの施設も誘致する。

 市は駐車場用地約5600平方メートルを民間企業に貸し付け、その企業が施設整備と運営を担う手法を採用。事業主体として、桟橋近くでグループ会社が駐車場を営む広電を想定し、一体運用による効率化を見込む。19年春の大型連休後から20年春の大型連休前の工事を予定する。

 市は周辺の慢性的な渋滞対策として、新たな市道整備や広電宮島口駅の移設による踏切解消などを計画。一連の工事で駐車スペースが約300台分減るため、市営駐車場を立体化する方針を決めた。

 全協で担当者は「地元の住民や駐車場事業者などの合意形成に努める」と強調。市議からは、事業主体の民間企業と地域が共存できるよう配慮を求める意見が出た。

 真野勝弘市長は市と広電、地元商店会が既に協議していると明かし、「3者が満足する方向で努力する。世界遺産の玄関口にふさわしいまちづくりを進める」と理解を求めた。(山瀬隆弘)


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