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JR西広島駅事業始動へ  広島市が年内に自由通路工事委託契約 24時間通り抜け可能(2017年12月13日掲載))

2017/12/13 19:57
自由通路を設け、橋上駅舎として生まれ変わる西広島駅。手前が南口

自由通路を設け、橋上駅舎として生まれ変わる西広島駅。手前が南口

 広島市が、JR西広島駅(西区)の自由通路の建設工事を委託する契約をJR西日本と年内に結ぶ。2021年春の利用開始を予定。24時間、改札を通らず南口と北口を通り抜けできるようになる。併せて進む橋上駅舎化を含め、市は約53億円を投じる方針で、「西の玄関口」の機能強化に向けた事業が動きだす。(渡辺裕明)

 市によると、自由通路は延長約110メートル。うち山陽線を横断する部分は約40メートルで、通路幅は8メートルある。17年度内に実施設計に入り、18年度の後半に仮設工事、19年度に本格的な工事を開始。21年春から利用できるようになり、事業の完了は22年度と見込む。

 市は開会中の市議会定例会に、工事をJR西日本に委託する契約締結の議案を提出。可決後、速やかに手続きする。事業費の限度額は約20億円となる。

 通路建設に伴って橋上駅になるため、市は駅舎の移転関連費として約33億円を出す。市は当初、通路と駅舎の建設を含めて約62億円の支出を想定していたが、JR側が独自事業で通路に面した橋上部分に店舗を設けるため、市の負担分が減ったという。

 市は交通結節点となる駅の機能強化に力を入れており、南口駅前広場も再整備。バス、タクシーの乗降場の再配置や、JRと広島電鉄の路面電車との乗り換え動線を考えた通行路を設ける。北口でも土地区画整理事業を検討し、住民との協議が進む。バスの乗降ができる駅前広場や幅23メートルの都市計画道路己斐中央線などを整備する。

 西広島駅を巡っては、アストラムラインを平成40年代初頭に広域公園前(安佐南区)から延伸する計画もあり、南口広場に橋脚を建て、駅舎を造る考えだ。駅の南側では民間による再開発計画も浮上している。市都市交通部は「自由通路の建設を新たなまちづくりの第一歩につなげたい」としている。


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