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ワクチン後死亡1000件超 国「因果関係の事例ない」

2021/8/31 23:27

 国に新型コロナウイルスのワクチン接種後の死亡として報告された事例が8月、千件を超えた。広島県内でも30歳の男性がモデルナ社のワクチン接種後に死亡したことが明らかになった。国は「ワクチンが原因で亡くなったと結論づけられるケースはない」とする。専門家は「重症化防止などの効果を考えると、打てる人には接種を勧めたい」としている。

 ワクチンの副反応を検討する8月25日の専門家会合で、厚生労働省は同月20日までに医療機関などから報告のあった死亡例を1093件と明らかにした。2月に接種が始まったファイザー社製が1077件、5月開始のモデルナ社製は16件で、死因は心不全や脳出血、肺炎など。専門家が評価した1002件では、死亡との「因果関係が認められない」が5件で、残りは「情報不足などで因果関係が評価できない」だった。

 100万人当たりの死者数は、高齢者の接種の多いファイザーが19・6人、モデルナが1・2人だった。厚労省は「接種した後に亡くなったということは、ワクチンが原因で亡くなったということではない」と強調する一方「引き続き国内外で慎重なモニタリングをする」としている。

 広島大大学院の坂口剛正教授(ウイルス学)は「現時点で特定の病気の死亡率が、ワクチンを接種した場合に高まっていることはないと報告されている。接種による感染拡大抑制のメリットも大きい」としている。(衣川圭) 

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