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三菱電機福山でも検査不正 工場向け遮断器で16年間

2021/9/1 19:17

不正な検査が判明した三菱電機の遮断器

 三菱電機は1日、福山製作所(福山市)で製造する一部の遮断器(ブレーカー)の定期検査で不正行為が判明したと発表した。2005年ごろから続き、約16年間で同型の製品243万台を国内外に出荷していた。鉄道車両用機器などで発覚した同社の不正が、全国の拠点に広がっている。

 不正があったのは、工場向けに納入する低圧遮断器の一部。米国の科学機関による定期検査の際に、出荷する量産品とは異なる部品を組み込んだ製品サンプルを使っていた。7月20日に社内の調査で発覚し、新たな出荷を取りやめた。

 さらに8月5日には、規定の条件より低い電圧で遮断試験を続けていたことも判明。量産品を使って検査し直した結果、規格に適合していたとして同27日までに出荷を再開している。

 全ての製品を対象にした社内の出荷前検査では不正はなく、同社は品質に問題はないと説明している。今後は第三者による調査委員会で原因や関与した社員を調べ、再発防止策と共に公表する。

 遮断器は非常時に電気設備を守るため、電流を止める機能を持つ。福山製作所は工場やビル向けの生産が多く、全国ではトップシェアを占めている。

 三菱電機は6月下旬、鉄道車両用の空調機器での検査不正を公表し、当時の社長が引責辞任した。その後も、業務用の空調機器や配電盤の検査で不正や不備が相次いで発覚している。(村上和生)


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