• トップ >
  • トピックス >
  • 菅首相の辞任表明に「当然」 弱い発信力・感染対策迷走、不満噴き出す LINE有権者の声

トピックス

菅首相の辞任表明に「当然」 弱い発信力・感染対策迷走、不満噴き出す LINE有権者の声

2021/9/3 23:35

 菅義偉首相が自民党総裁選に立候補しないとして、辞任の意向を表明した3日、中国新聞は無料通信アプリLINE(ライン)を通じ、中国地方の有権者に受け止めを聞いた。新型コロナウイルス対策への不満や、発信力の弱さから「辞任は当然」との声が多かった。一方「危機によく対応した」と評価する意見も。次期首相には強いリーダーシップを期待する声が上がった。

 【関連記事】菅首相、1億5000万円の説明なく 「責任持ち対応」どこへ、政治不信増幅は避けられず

 「無責任ではないか」「辞任は当然」―。突然の表明に、有権者からは厳しい投稿が相次いだ。菅首相が「全力を尽くしてきた」と述べたコロナ対策への不満が一気に噴き出した格好だ。

 「コロナは1年以上続いているのに医療体制は整わない。それどころか、東京五輪・パラリンピックを開催し、危機感が感じられない」と広島市佐伯区の大学生男性(20)は憤る。「給付金や支援金が遅い」「入院するべき患者が自宅療養で亡くなっている」など、対策が後手に回っているとの批判が目立った。

 安佐南区の契約社員女性(50)は「コロナ禍の『GoToトラベル』など、対策は迷走していた。専門家のアドバイスも生かされず、国民との認識のずれを感じた」と指摘。安佐南区の男性(73)は「国民に自粛を強いるだけで、有効策は取れなかった」と断じた。

 菅首相は6日に党役員人事を予定し、総裁選へ立候補する意向とされていたが、方針は一転した。安芸区の男性(74)は「コロナ対策のためと言うが、本当は求心力がなくなっただけでは。投げ出したようにしか見えない」。広島県府中町の男性(68)は「急に立候補しないと決めた理由を説明してほしい」と不信感を募らせた。

 一方で、「当初は無理だと思っていたワクチン1日100万回接種を達成した」など、評価の声もある。同県海田町の自営業男性(72)は「誰も経験したことのない危機によく対応したと思う。接種に歯科医師たちが携われるようにした措置などは画期的だった」とした。

 ただ、首相の発信力に対しては総じて冷ややかだ。「国民への説明は抽象的な言葉ばかり。誠意を感じない政治姿勢だった」と福山市の男性(65)。「感情がなく、文章を読んでいるだけ」などと、指導力を疑問視する投稿も目立った。

 次期首相へ注文する意見もあった。広島市安佐北区の会社員女性(64)は「この難しい局面を自らの視点と考えで説明できる強いリーダーシップを期待したい」。東区の契約社員女性(57)は「菅首相は党内で顔色うかがいをしていた印象。党の世代交代も必要」と求めた。(高本友子、江頭香暖) 

【関連記事】
菅首相辞任へ、総裁選立候補せず 就任1年、求心力失う 岸田氏・河野氏出馬へ
岸田氏「思い変わらない」 首相辞任意向で戦略練り直し急務


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

トピックスの最新記事
一覧