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スーパー従業員殺害 閉店後 手提げ金庫消える 広島佐伯区(2000年9月5日掲載)

2021/9/4 0:15
新谷さんが殺害されていた商品搬入通路付近を調べる広島県警の捜査員(4日午前3時20分、広島市佐伯区五日市中央4丁目)

新谷さんが殺害されていた商品搬入通路付近を調べる広島県警の捜査員(4日午前3時20分、広島市佐伯区五日市中央4丁目)

 3日午後11時40分ごろ、広島市佐伯区五日市中央4丁目、スーパー「マルショク五日市店」北側の商品搬入通路で、同店主任の新谷進さん(36)が、顔などから血を流して倒れているのを、警備保障会社の警備員が見つけ、110番した。広島西署員が駆け付けたところ、新谷さんは首や頭などを切られ、既に死亡していた。テナントの食肉店から現金数千円などが入った手提げ金庫がなくなっており、広島県警は西署に捜査本部を設置し、強盗殺人事件の疑いもあるとみて捜査している。

 調べでは、新谷さんは首や頭などの数カ所に切り傷があり、4日に広島大医学部で司法解剖した結果、失血死と分かった。

 同店の営業時間は午後9時までだが、3日は日曜日で客が少なく、8時半ごろ閉店。9時ごろにパートの女性従業員が帰宅する際、新谷さん1人が通路で作業をしていた。近くの会社員(27)が9時すぎ、「警察に電話して」などの叫び声を聞いており、捜査本部は直後に襲われたとみている。

 西署員が駆け付けた際、通路奥の裏口のかぎは開いていた。かぎや凶器は見つかっていない。通路付近から約50メートル北側の駐車場にかけて、血痕のようなものがあり、捜査本部は血液反応などを調べている。

 同店を経営するサンリブ(北九州市)によると、売上金は金融機関が翌日に回収。2、3の両日が土、日曜日で金融機関が休みのため、三日夜には店舗一階南側の事務所の金庫に1日から3日分の売上金数百万円が保管されていた。

 事務所には、かぎが掛かり、売上金には手が付けられていなかった。新谷さんの所持金数万円も残っていたが、食肉店から小口資金などの入った手提げ金庫がなくなっており、捜査本部は奪われた疑いもある、とみている。

 同店の警備システムは、最後に店を出る従業員がセットする。3日は午後11時になっても起動せず、警備会社の確認の電話にも応答がなかったため、警備員を派遣した。

 現場はJR五日市駅の北約1キロ。県道沿いの商店街で、大蔵省造幣局広島支局があるため、「コイン通り」と呼ばれている。

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