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逸失利益「健常者の8割」、全盲女性へ賠償増額 広島高裁判決

2021/9/10 23:32

 高校時代の交通事故による重い後遺症で働けなくなったとして、全盲の新納(にいの)茜さん(30)=下関市=が車の運転手に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁は10日、将来働いて得られたはずの収入「逸失利益」を全労働者の平均賃金の7割とした一審山口地裁下関支部判決を変更、8割へ増額した約4621万円と介護費用などの支払いを運転手に命じた。

「障害者差別を追認」原告側憤り・落胆

 訴訟では、障害を理由に逸失利益を健常者より低く算定することへの是非が争点となった。金子直史裁判長は全盲の視覚障害について「労働能力の発揮を阻害する事情であることは否定し難い」と指摘。「健常者と同一の賃金条件での就労が確実だったと立証されているとまでは言えない」と判断した。
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