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コイ列車実現へ「たる募金」次々 芸備線、ラッピング車両運行計画

2021/9/11 21:25
芸備線の利用促進策を応援するパルパ内の「たる募金」で、協力に感謝する谷口会長(左から3人目)たち

芸備線の利用促進策を応援するパルパ内の「たる募金」で、協力に感謝する谷口会長(左から3人目)たち

 JR芸備線の利用促進に向けて庄原市の住民有志が計画する広島東洋カープのラッピング車両の運行を巡り、沿線の安芸高田市と広島市安佐北区で支援の輪が広がっている。それぞれ自治組織が地元のスーパーで「たる募金」を開始。地域に欠かせない交通機関とし、「みんなで芸備線を守ろう」と呼び掛けている。

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 甲立、吉田口駅がある安芸高田市甲田町。小原、小田東、甲立地区でつくる甲田地域振興連合会は2日、スーパーのパルパ(高田原)にたるを設置した。計画を新聞で知り、力になりたいと素早く反応。谷口恭一会長(72)は「今こそ地域一丸で」と意気込む。

 買い物に訪れた近くの主婦徳永智子さん(70)は「通勤や通学などで必要としている人は多い。活性化に一役買えれば」と寄付した。連合会は今月末まで募り、庄原市の「芸備線にカープ号を走らす会」に届ける。

 安佐北区白木町では、高南、三田、井原、志屋の4自治組織が連携。地域を挙げて計画をもり立てようと、ユアーズ白木店(小越)とショージ白木店(三田)にたるを置いた。

 三次市では、趣旨に賛同した市職員の有志が、職場で募金を集める準備を進めている。

 走らす会は、観光の目玉としてラッピング列車を芸備線三次―備後落合間、三次―広島間などで運行させる計画を描き、300万円の確保を目指している。

 芸備線を巡っては、利用が低迷する庄原―新見市間の需要や利用促進に向け、JR西日本と地元自治体による議論が始まっている。(胡子洋、重田広志、石川昌義)

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