• トップ >
  • >
  • 「無関心貫く学校・教員にあきれ果てた」遺族コメント全文 大島商船第三者委いじめ認定

トピックス

「無関心貫く学校・教員にあきれ果てた」遺族コメント全文 大島商船第三者委いじめ認定

2021/9/17 21:04

 息子が自死して5年4カ月、ようやく真実を手にすることができました。現調査委員会の方々には、調査期間が10カ月と限られる中、大変な聞き取り調査にも関わらず、息子に何が起こっていたのか徹底的に調査をしていただき、大変感謝しております。また、調査に協力していただいた学生や学校関係者の皆さま、長期にわたり、ご協力ありがとうございました。

 入学して1カ月半で、息子は自ら命を落としました。自死の理由が知りたいという思いで、何度も学校に事情を尋ねました。しかし、学校側の対応は、命を落とした息子より、学校の名誉や体裁を守ることに懸命で、目の前で起きていることに向き合うこともせず、十分な調査も行わないまま『いじめはなかった』と結論づけるものでした。在学生が学校の敷地内で自ら命を絶つという異常事態にも関わらず、どこか他人事のような学校側の対応に、息子の命が軽く扱われていると感じることが何度もありました。学校から示された「報告書」はA4用紙でたった3枚。その枚数に「これで調査したと言えるのか、息子の命をどう思っているのか。保身、隠蔽することしか考えていないのか」と思いました。

 息子に何があったのか、どうして自死したのか、どのように追い込まれていったのか、学校や寮生活に問題はなかったのか、どんな生活を送り、どのようなことを感じながら生きていたのか。息子のことを全て知りたい、そんな気持ちで、第三者調査委員会による調査を切望しました。

 やっと立ち上がった当初の調査委員会でしたが、息子を理解することも、遺族に寄り添うことも、真実を明らかにすることもなく、2年半という貴重な時間を浪費するだけで、調査を投げ出したまま終わりました。息子の元同級生は、今月24日には卒業します。今回の報告書の答申から1週間しか時間がありません。学生たちに指導する時間はたった1週間しかありません。そんな短い時間で、十分な反省が得られるのでしょうか。
(ここまで 806文字/記事全文 2450文字)

会員限定の記事です
  • 無料登録して続きを読む
  • ログインする

 あなたにおすすめの記事