地域ニュース

梨守る幻想の光 広島・世羅の農園に防蛾灯【動画】

2021/9/17 21:30
世羅大豊農園を彩る防蛾灯。露光中にピントをぼかすと光がにじむように広がった(撮影・井上貴博)

世羅大豊農園を彩る防蛾灯。露光中にピントをぼかすと光がにじむように広がった(撮影・井上貴博)

 広島県世羅町特産の梨の畑が夕闇に包まれると、一面を黄色の光が照らす。夜行性のガが嫌う光を放つ防蛾灯(ぼうがとう)が、収穫直前の実の果汁を吸われないように守っている。世羅大豊農園(同町京丸)では、約40ヘクタールに約1600本が設置され、淡い光が幻想的な光景を織りなす。

 甘い実を数多く育てるために必要な装置。1980年までに防蛾灯を導入し、袋をかけずに育てる栽培方法を確立した。約9千本の木に袋をかける手間が省け、日光が直接当たることで甘さが増す。

 同園の祢〓谷全(ねぎや・たもつ)組合長(68)は「梨の町と言ってもらえるのは、この光のおかげでもある」と話す。「豊水」の収穫が終わる今月下旬まで見られる。(矢野匡洋)

【お断り】〓は「宜」の異体字ですが、JISコードにないため表示できません。


この記事の写真

上記の写真をクリックすると拡大して表示されます。

  • 前の記事へ
  • 次の記事へ

 あなたにおすすめの記事

同じ日のニュースの記事
一覧