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「政治とカネ」真相解明求める声 中国地方有権者、岸田氏への期待

2021/9/29 23:52

岸田氏の自民党新総裁選出を伝える電光ニュース=29日午後4時30分、広島市中区(撮影・田中慎二)

 自民党新総裁に岸田文雄氏が決まった29日、中国地方の有権者から、新型コロナウイルス対応や地方活性化への期待と注文が相次いだ。広島県から4人目の首相が誕生する見通しとなったことを歓迎する一方、地元で起きた「政治とカネ」を巡る問題について、引き続き真相解明を求める声も上がった。

【年表】岸田氏のあゆみ

 「地元からの選出はめでたい。コロナで街が暗くなっている。活気がよみがえるよう経済対策や地方創生に期待したい」。広島市中区の金座街商店街に50年以上暮らす会社社長二上英信さん(84)は喜ぶ。

 コロナ禍で緊急事態宣言が出される中での総裁選に冷ややかな声もあった。中区の飲食店店長山下裕次さん(46)は「正直、誰がなっても一緒」。福山市の美容師渡辺千尋さん(39)は「元気がない中核市にも目を向けて」と訴えた。

 政府は30日をもって緊急事態宣言の全面解除に踏み切る。新総裁には今後、新型コロナへの対応と、経済回復へのかじ取りが求められる。

 広島市東区の開業医、瀬尾卓志さん(36)は、今後のコロナ禍の再拡大を見据え、「少なくとも必要時にロックダウンするかどうかの議論は深めておくべきではないか」と指摘する。

 世界遺産の島・宮島(廿日市市)の対岸にある宮浜グランドホテルの檜谷直史社長(53)は、国が停止している観光支援事業「Go To トラベル」について「事業そのものはありがたい。コロナ対策を進め、安心して観光に来てもらえる環境を整えて」と述べる。

 外相や政調会長を歴任した岸田氏。問われるのはリーダーシップだ。松江市のJR松江駅で結果を見守った無職古浦恵悦さん(78)は「外交政策を頑張ってもらい、中国や米国とも渡り合ってほしい」。呉市で飲食店を経営する若本創平さん(34)は「党の重鎮たちの言いなりにならないで」と求める。岩国市の主婦岩中さやかさん(29)は「出産後の女性が仕事に復帰しやすい仕組みを」と今後の政策に期待を寄せた。

 2019年夏の大規模買収事件にも有権者から厳しい目が注がれる。河井案里元参院議員の陣営に1億5千万円を提供した党本部は、買収資金に使われていなかったと説明。岸田氏は「必要であれば説明する」と述べた。

 広島市東区の会社員大上勇太さん(29)は「国民は納得しておらず、うやむやな印象が拭えない」。

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