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生後2週間の長女殺害、母親認める 広島地裁で初公判

2021/9/30 22:27

広島地裁

 昨年7月、自宅で生後間もない長女を殺したとして殺人罪に問われた広島市安佐北区大林町、無職渡辺彩奈被告(26)の裁判員裁判の初公判が30日、広島地裁であった。渡辺被告は起訴内容を認めた。

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 検察側は冒頭陳述で、犯行時は長女と2人きりだったとし「実の親がわが子を残忍な方法で殺害し、尊い生命が奪われた」と指摘。その後の証拠調べでは、同居の交際相手に「愛情が湧かないし、かわいいと思えない」などと伝えていたと説明した。

 弁護側は、家族と疎遠で近くに頼れる友人もいなかったとし「育児は予想を超えた大変さで、当日も疲労困憊(こんぱい)で体調不良だった」と主張。「(自分が)サポートできていれば長女は死なずに済んだかもしれない」とする交際相手の供述調書を読み上げた。

 起訴状などによると、渡辺被告は昨年7月1日午前8時50分ごろ、自宅アパートで生後2週間の陽葵(ひまり)ちゃんの鼻と口を左手で押さえ、右手で首を絞めて殺した疑い。約3カ月間の鑑定留置の結果を踏まえ、刑事責任を問えると判断された。

 渡辺被告の裁判員裁判を巡っては、今年7月8日に始まる予定だったが大雨のため中止となり、再度期日が定められた。


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