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先達への尊敬にじむ公約 「所得倍増」など文言活用【自民党総裁 岸田文雄】<下>脈々たる宏池会

2021/10/2 23:32

自民党総裁選中、記者会見で「令和版所得倍増」を説明する岸田=9月8日(撮影・浜岡学)

 戦後政治史で最高のキャッチコピーは竹原市出身の元首相池田勇人が1960年に唱えた「所得倍増」だと、作家の沢木耕太郎は著書「危機の宰相」に記す。池田は国土開発や産業の近代化などの政策を組み合わせて高度成長を実現。大風呂敷で終わらせなかった。

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 この4文字を新型コロナウイルス禍で景気が低迷し、非正規雇用など問題山積みの今の世に再び掲げるのが自民党総裁、間もなく首相に就任する岸田文雄である。総裁選の公約に「令和版所得倍増」を盛り込んだ。

 「10年間で月給が2倍になる」と訴えた池田のような明確な物言いをしているわけではない。介護や看護など政府が主導しやすい業種の給与改善を進め、それをてこに幅広く賃上げの流れにつなげる。そんな青写真を描いている。

 ▽中間層拡大図る
(ここまで 420文字/記事全文 1249文字)

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