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父の姿胸に激戦を制す【第100代首相岸田文雄物語】<6>政界進出

2021/10/9 22:51

旧広島1区で初当選し、万歳する岸田(左)と妻裕子(1993年7月18日)

 米ニューヨークの小学校で体験した人種差別、大学時代の友から受けた刺激、社会に出て感じた矛盾、選挙の手伝いで垣間見た政治の現実…。これらがない交ぜになって気持ちは固まった。「政治家になりたい。秘書にしてください」。岸田文雄は旧広島1区を地盤とする自民党衆院議員の父文武に頭を下げた。

<1>ついに頂点3代目、祖父は「井戸塀」

 「甘い世界じゃないぞ」

 「覚悟の上です」

 自宅のリビングでやりとりの後、天井を見上げた文武は「職場にご迷惑を掛けないように」とつぶやいた。1987年3月、5年間勤めた日本長期信用銀行(現新生銀行)を退職した。
(ここまで 266文字/記事全文 1377文字)

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