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違法風俗が郊外へ拡散 住宅地のアパートで営業 警察の監視届きにくく【インサイド】

2021/10/13 3:55

 違法な性風俗営業に使われたのは、住宅地のアパートの一室だった。広島など中四国地方の4県警の合同捜査本部が9月、日本人と中国人、タイ人のグループを風営法違反(禁止地域営業)容疑で摘発した事件。グループは4県でいずれも住宅地に部屋を借り、売春を繰り返していたとみられている。同本部は歓楽街に比べて警察の監視が届きにくく、賃料も安い郊外などを狙った広域的犯行とみる。地方都市で、違法な性風俗営業が郊外へ拡散している恐れがあるとして警戒を強めている。

 中四国最大級の歓楽街、流川・薬研堀地区(広島市中区)から北に約5キロ。マンションや民家が広がる安佐南区西原4丁目に「性風俗店」が入っていたアパートはあった。現場の部屋のベランダには大判のタオルケット数枚が何日も干されたまま。事件について住民の一人は「全く気付かなかった」と話した。

 アパートの北約1キロには安佐南署がある。「こんな所でやっていたとは」。風俗関係の捜査経験が豊富な広島県警の警察官は驚きを隠さない。

 同本部は9月中旬、大阪府や静岡、神奈川、福岡県内に住む運営側の男女6人と、女性従業員3人の計9人を風営法違反容疑で逮捕。さらに今月に入り、売春防止法違反(場所提供業)などの疑いでうち6人を再逮捕した。

 広島、岡山、徳島、香川の4県での犯行。共通点は郊外などの住宅地にあるアパートに「店」を構えていたことだ。同本部は、いずれも1万〜2万円の料金で、いかがわしいサービスをしていたとみる。主犯格の1人とされる風俗店従業員の男が家賃の振り込みや売上金の口座管理、備品調達を担当。女性従業員の1人は昨年4月からの1年半余りで約3600万円を売り上げていたという。

 ▽集客にSNS利用
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