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【バスケットボール】選手さろん 広島ドラゴンフライズ・辻直人(32)

2021/10/14 9:33
辻直人(中央)

辻直人(中央)

 ▽兄追ってバスケ始める

 ―2日の開幕戦でB1史上5人目の通算500本の3点シュート成功を果たしました。試合後にはお子さん2人から花束を渡される「サプライズ演出」もありましたね。

 そもそも通算500本の記録を忘れていて、試合中のアナウンスで知った。だから試合後に子どもが走ってきた時には驚いたし、めちゃくちゃうれしかった。ウルッときて泣きそうだった。最高の広島デビューになった。

 ―ブログも始めたそうですね。

 今はファンの方と接することが少なくなっているでしょ。プロバスケットボール選手が普段どんな生活をしているかを知りたい人はいるはず。自分も子どもの時はプロ野球選手のことを知りたかった。いろいろなことを発信し、バスケや僕に興味を持ってもらえればうれしい。

 ―試合前のルーティンはありますか。

 シューズは必ず左から履くこと。きっかけは高校3年冬の全国高校選抜優勝大会。予選からずっと調子が悪く、チームメートから有名スポーツ選手が左から靴を履いていると聞いて、まねをしてみた。するとその試合から急に調子が良くなり、結果的に優勝して大会ベスト5にも選ばれた。靴下は右からはくようにしている。

 ―競技を始めた時期ときっかけは。

 小学5年の時、4歳違いの兄が中学でやっている姿を見て自分もやりたいと思った。地域にミニバスのチームはなかったが、父がいろんな人に声を掛けてつくってくれた。

 ―それまでは何に興味がありましたか。

 大阪はソフトボールが盛んで、自分も幼稚園からやっていた。小学2年の時、兄の速球を捕れる人が他にいなくて捕手に抜てきされた。上級生では投手をやった。当時の夢はプロ野球選手。近鉄バファローズが大好きで藤井寺球場によく通っていた。いまだにプロ野球は好きで、結果も気にしている。広島に来て驚いたのはカープの中継を頻繁にやっていること。ついつい見入ってしまう。

 ―10年在籍した川崎を離れましたが、ミリング監督の戦術への理解度の速さが目立ちます。

 やはりコーチの言うことをいち早く理解するのが試合に出られる秘訣(ひけつ)だし、常に心掛けている。これは川崎というより高校、大学時代から積み重ねてきたものだと思う。

 ―辻選手の入団と同時に川崎は強くなりましたね。要因は何でしょうか。

 前年は最下位だった。自分というより、当時の外国人選手の意識が高く、プロとしてのマインドや戦う姿勢を示してくれた。いきなり2位になり、次のシーズンで優勝。この方向性は間違っていないと感じた。広島で、自分がそういう姿勢を見せていければいい。(聞き手は加納優)

 つじ・なおと 1989年9月8日生まれ。大阪府羽曳野市出身。185センチ、82キロ。シューティングガード。京都・洛南高では全国高校選抜優勝大会2連覇に貢献。青学大を経て東芝(現B1川崎)に入団し、2013年からは日本代表に選出。今季広島に加入した。 

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