地域ニュース

ともに生きる 帰国者支援、思いを継ぐ【戦後76年 高田開拓団の記憶】<下>

2021/10/17 20:55
郡山公園にある「殉難之碑」の前で、高田開拓団と両親の関わりを福岡さん(左)に話す有間さん

郡山公園にある「殉難之碑」の前で、高田開拓団と両親の関わりを福岡さん(左)に話す有間さん

 戦時中の国策だった満蒙(まんもう)開拓は、戦後間もなくの満州(現中国東北部)での逃避行や、中国残留孤児といった悲劇を生んだ。その歴史を語り継ぐ集会が7月25日、安芸高田市吉田町であった。準備に携わった福岡奈織さん(28)=向原町長田=は広島市安芸区出身。学生時代に被爆者の記憶継承や平和構築をテーマに活動した縁で事務方を引き受けた。

<上>二つの国 異郷の地で過酷な半生

 Iターン就農した夫とともに、福岡さんが向原町に移住したのは2020年春。昨年暮れ、地元住民が集まった会合で、酒に酔った高齢の男性がおえつを漏らした。男性は満州からの引き揚げ経験者だった。家族を亡くした後悔と悲しみを吐露する男性。福岡さんは「今まで頭の中で理解していた歴史上の事実が『遠い話』とは思えなくなった」と振り返る。

 ▽差別受け苦しむ
(ここまで 356文字/記事全文 1216文字)

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