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性別の謎解くヒントが「イボガエル」に 広島大両生類研究センター三浦郁夫准教授(遺伝学)【研究室発】

2021/10/24 15:36
飼育ケースが並ぶ施設内でツチガエルを手に取る三浦准教授

飼育ケースが並ぶ施設内でツチガエルを手に取る三浦准教授

 広島大両生類研究センター(東広島市)の薄暗い一室。天井まで届く棚に並べられたケースから、カエルの鳴き声や跳ね回る音が響く。「野生のカエルを研究する施設では世界一だ」。センターの三浦郁夫准教授(62)は自負する。

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 体のサイズが豆粒大からこぶし大までの40種、約3千匹を飼育。中でも「イボガエル」とも呼ばれる茶色のツチガエルを対象に、性別を巡る謎に迫っている。

 性別は基本的に性染色体の組み合わせで決まる。人間を含む哺乳類はX、Yの2種類。X同士だと雌、XとYなら雄になる。ただ、世代を経るごとにY染色体は退化して小さくなっており、約500万年後に消滅する可能性も近年の研究で指摘されている。

 Y染色体が消滅すれば雄はいなくなるのか。そもそも、限られた性染色体だけが性別を決めているのか―。考察のヒントが、体長わずか3、4センチのツチガエルに隠されているという。

 ▽「常識覆った」
(ここまで 420文字/記事全文 1062文字)

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